2007年12月31日 後編(2007-08冬 山形旅行記)
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2007年12月31日 後編

 米沢駅で暇つぶしをすること1時間、ようやく福島行きの普通列車が米沢駅に入線しました。


早速編成写真をパチリ。(12:34)

車内です。(12:39)

なんともすごい座席配置…(12:40)

運転台。(12:51)

駅構内のラッセル車両。(12:53)

・434M 普通 福島行き
13:10発 米沢
 ↓
13:33着 板谷

列車が駅に停車してから発車までは20分ぐらいあったので、そのあいだに車内、車外を撮影していきました。
撮影がしきったあと、列車の到着前からあらかじめ買っておいた駅弁を出発前の車内で広げて、いただきました。 写真は撮り忘れたのでありません(´・ω・)

そして、列車はいつの間にやら米沢を発車(笑)。 沿線情景は住宅の立ち並ぶ場所から4,5分もすれば、辺りは真っ白な光景に。 九州では見られないスノーシェルターなどを時折目にしつつ、ほぼ定刻に板谷駅につきました。


シェルター内のホームから
列車が去っていきます。(13:33)

寒いっす。。。(13:50)

しかし、冬の時期にこの駅を出ると車内が暖房であったまっていたのもあったのか、超寒いです。。
しかし、列車は行ってしまいましたし、次の列車は上下合わせても16時30分ごろまでないので、とりあえず待合室に暖房設備があるかどうかを確かめましたが・・・。 うーむ、やっぱり無かったですね><;
しかし、もともと来たかった場所でもあるので、つばさの通過時刻を推定して、そのたびに待合室から出たり入ったりをして、寒さを携帯してきたでなんとかしのぎました。


米沢側から。(13:56)

福島側から。(14:53)

シェルター越しに撮ってみました
(14:58)

400系の写真も。(15:05)

この駅で撮影した「つばさ」号の写真ばかりだけではつまらないかと思うので、すこし板谷峠について書いてみましょう。

 この板谷峠は山形県南部にある吾妻山北麓の奥羽山脈を越える山形県・福島県境近くの峠のことで、標高755m、江戸時代には米沢藩の参勤交代路としても使われていました。
 そしてこの奥羽本線(山形線)が1899年に開業して以来、板谷峠は最大33パーミル(1000mあたり33mの高低差)や部分的に38パーミルの勾配が存在し、さらに日本屈指の豪雪地帯でもあるために山陽本線の「瀬野八」や今はなき「碓氷峠」などと並ぶ鉄道の難所として知られてました。
 そのために、碓氷峠のように古くから補助機関車が連結され、1949年には電化されました。

また、かつては赤岩駅・板谷駅・峠駅・大沢駅の4駅連続のスイッチバック駅が存在していたことで鉄道ファンには知られていた。しかし、1990年に山形新幹線建設のために相次いで廃止され、駅のホームは本線上に移され、1992年には山形新幹線が開業、現在に至るまで新幹線「つばさ」号が板谷峠を颯爽と駆ける姿が多く見られるようになっています。


シェルターより旧ホームを望む。(15:17)

現在でも板谷駅では旧ホームやポイント保護で使われているシェルターはそのまま残り、保線用車両の倉庫が置かれ、当時とそのままの状態を残す場所もある。


旧ホームより。(15:23)

旧ホームは当時の状態のままではあるが、線路からは草が生え、荒廃しているのは確かのようだ。

旧ホームには信号などの設備も残されたまま。(15:26)

板谷駅の旧ホームも見てしまった後は、つばさの通過と普通列車の到着を待つのみだが、15時半を過ぎたのを境にいっきに舞周りが暗くなった感じになり、露出も下がってきているようだった。


本当に暗くなりました…。(16:06)

参考までに、14:53撮影の写真。

板谷駅の待合室内。(16:14)

16時6分ごろ通過したつばさを境に、これ以上はなるべく寒いところには出たくなかったので、16時29分発の米沢行きの来る時刻になる前ではほぼ待合室の中にいあることにしました。 とはいっても、風が吹いてくるかどうかが変わるだけで、暖房もなく、寒いことには変わりはなかったのですが・・・。 この寒い中は、自分は自宅から持ってきていたカイロでなんとか寒さをしのいでいました。

16時25分ごろには、列車はそろそろやってくる時刻になるので、いよいよホームへ移動。 踏み切り付近で滑りそうになりながらも慎重に移動し、シェルターの中で到着を待ちました。


板谷駅シェルター内。ポイントが
あるのは、スイッチバック
時代の面影…。(16:26)

同じ列車に乗るのであろう、
地元の方がやってきました(16:26)


雪を照らして、列車がゆっくりとやってきました。(16:28)

・451M 普通 米沢行き
16:29発 板谷
 ↓
16:51着 米沢

いよいよ泊まり先へもどるための列車がやってきました。 これまで約3時間、嫌というほど味わった雪の中での撮影で凍えた体を車内のあたたかい暖房が温めてくれます。
板谷駅の次に停まった峠駅では、往路では気づかなかった「力餅」の販売をしていました。 寒くないのでしょうか…。
板谷駅から20分ほどで米沢駅に到着。 室温が暖かい車内を降りるのは惜しかったですが、終点のため仕方なく下車。 次のつばさ号に乗るため2番乗り場から1番乗り場に移動しました。


板谷駅から乗ってきた
列車の回送。(16586)

ラッセル車両?が
エンジンを唸らせてました。(17:03)

・9087M 新幹線つばさ87号 山形行き
17:10発 米沢
 ↓
17:45着 山形

米沢駅では20分ほど待って、つばさ号の到着。 ふと思えば、昨日乗った列車と同じでした(苦笑)
さすがに2007年最後の日だけあって、昨日よりは乗客は少なめ。 終始、座席に座ることができました。
17時45分に山形に着き、泊まり先へと戻りました。
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